ハンドメイド 私の原点・懐かしの「装苑」
こんにちは。
ハンドメイドアクセサリー・ネット販売1年生の ガーネット です。
いまさら な感じですが、頑張ってます。
モラハラ夫に挑発され、去年の7月からハンドメイドネット販売サイトでアクセサリー屋を始めました。
まだまだ、未熟な1年生です。
今日、何気なくミンネを覗いたら、
ファッション誌「装苑」とminneがコラボレーション!
なるものを発見。
これって、何度目かなんでしょうか? もう目新しくないですか・・・?
(情報に疎くてすみません)
懐かしの我が青春の「装苑」
「装苑」と言えば、文化出版局が発行する、大昔からある洋裁の専門誌。
80年近く前からあるってのはビックリです。
「装苑」懐かしいわ~ (*´Д`)
そう、私は何を隠そう文化女子大学出身でございます。
もう20ウン年も昔のことだけど、あの頃はお世話になったわ。
子供の頃から洋裁好きだった私は「装苑」を見ては心トキメかせていたものです。
そのころ「装苑」といえば、モードなお洋服の写真とそのパターンを掲載している、まさに洋裁の専門誌。
私も、その素敵な服を参考にアレンジしたりしていろいろ作ってみたりしていました。とっても勉強になったわ。
が、
私が卒業するかしないかを境目くらいに、だんだんパターン掲載が減り、ただの洋服の写真だけのものが増えて、なんだか洋裁の要素が薄れつつありました。
『何?これじゃだたのファッション誌じゃん?』って思ったのを覚えています。
ただのファッション誌なら、こう言ってはなんですが、他にお洒落なのもはたくさんあります。
そんな“洋裁感”のなくなった「装苑」を全く手に取らなくなってもう10年以上ですが、今はどうなんでしょう? 今度久しぶりに見てみます。
今思えば、私が10代の頃は洋服もまだまだ高く、オシャレ盛りの若い子たちは、自分の着たいものを満足に買うことは難しかったように思います。
そこで、私のような手作り大好き人間たちは「装苑」などを参考にしてりして、自分好みの洋服を作っていましたね。
でも、徐々にファストファッション化が進み、今では若い子でも流行りものをお手頃価格で買えるようになりました。
作るより安いのです。生地は安くなってるわけではないように思いましたしね。
そんな経緯で「装苑」などの洋裁の専門誌は需要が減り、だんだんなんだかよく分からないオシャレファッション誌にシフトしてしまってのでしょうか? うまくいったとは言い難そうですが・・・。辛い話ですね。
原点
前置きが長かったですが、
ファッション誌「装苑」とminneがコラボレーション!
って洋服だけが対象かと思いきや、何やら4名の審査員がそれぞれテーマを設定していて、それに添ったものを募集とのこと。
それがまた、かなり限定的なテーマ設定。
まあ、細かくないと大変な数の応募になり、審査が大変ってことでしょうか?
それはさて置き、私はこの企画うんぬんではなく、久々に「装苑」の名を聞き、なんだか心がザワつきました。
昔から手作り大好きな人って実はたくさんいて(私もその一人)、それを仕事にしない限りは、その腕前を披露するのは自分の周りの限られた人間に向けてだけだったと思います。
私も作ったものをよく親戚や友達にプレゼントしていました。
材料費はおろか、お金なんて貰いません。 だって、自己満ですもの。
むしろ自己満の押しつけに近いプレゼントは、迷惑だったこともあるかもしれません。
作ることが楽しくて、誰かが喜んでくれたらもっと嬉しくて、『すごいねー』って言ってもらえたら大満足なんですから。
そんな私のような人間が、
『きちんと対価をいただいてモノを作り提供できる』
しかも、家にいながらにして。
私のような自己満ハンドメイダーが、自己満ではなくなるんですから。
きちんと評価してお金を払ってくださるなんて、なんて恵まれた時代になったことでしょう!
いまさらながら、このあたりがハンドメイドブームの原動力なんではないでしょうか?
きっとみんな、何か作ったらそれを褒めて欲しいのです。認めて欲しいのです。
私のモノ作りの原点だった洋裁。それに彩を添えてくれたかつての「装苑」。
『 ファッション誌「装苑」とminneがコラボレーション! 』
と聞いて、ハンドメイドブームの盛り上がりに乗って、せっせとアクセサリーを作って売っている今の自分と、かつて「装苑」を愛読していた自分が出会ったようで、妙に納得したというか、原点を思い出したというか、郷愁のような想いでいっぱになりました。
生き残りたい!
さっきも言いましたが、自分の作品を大勢の人に認めてもらえるチャンスを与えてくれる、今日のハンドメイドブーム。
私のような人間は大勢いますし、ハンドメイド作品に価値を見出してくださる買い手の方がいれば、この先も生き残って行けるように思います。
ただ、やっぱり思うのは、生き残るのは本物だけ。
なんの思い入れもないものや、その場限りで適当に作ったものは飽きられて消えるんでしょうね。
ネット販売を始めた当初、売れるものを追求してきた私ですが、やっと軌道に乗ってきて、これからは『自分らしい作品』の確立を徐々にやって行こうと思っていた今日この頃、本当に生き残れるものを作って行きたいと気持ちを新たにするのでした。
でも、まだまだ売れ筋ラインナップはやめられそうもありません・・・。
最近、微妙にうんざりしてきましたが、やめられない理由は山のように在庫があるから~ (;・∀・)
それだけではやって行けないと分かっていながら、やっぱり楽しくもの作りをしたいと願う、1年生なのでした。
“いまさら” な奮闘は、まだまだつづきます・・・ (・ω・)ノ