『ハンドメイド作家』になるまでのプロセス間違ってない?
こんにちは。
ハンドメイドネット販売サイトでアクセサリーを売っています。ガーネットです。
昼間、
今朝の『スッキリ!!』ノッチ嫁、ミンネで販売に挑戦。完結編見ましたか?
の記事を書いてから改めて思ったことがあります。
前の記事にも書きましたが、今までのマスコミ露出があまりにも楽に儲かるという印象のものが多かっただけに、今日の放送は制作の苦労や、簡単には売れない現実を見せていたから良かったんじゃない。って思いましたが、よくよく考えたら今までより良かっただけで、やっぱりちょっとツッコミたくなりました。
『皆が皆、そう簡単に稼げない』『少し高くても手間かけて作ってるので当然です』
をアピールしたかったのは分かりました。
でも、肝心の作品についてはやっぱり疑問です。
あの作品が悪いと言いたのではなく、まったくの初心者が初めて作った作品を2000円とは言え、原価の10倍近く出して買いますか?
それとも、レジンって作り慣れた人でも初めての人でも、出来栄えに差は出ないものですか? 簡単なの? レジン使ったことない・・・。
『ハンドメイド作家』と呼ばれている人たちの大半は販売を始めた頃、売る事については初心者でも、作ることについては初心者ではなかったはず。
最近参入してくる人は違うのでしょうか?
そういう私だって販売歴もうすぐ1年・まだまだひよっ子の新参者です。
でもそれは販売に関してです。ものを作ることは子供の頃から親しんできた人生を通しての趣味です。
いろんなものを手作りしてきたし、仕事にもしてきました。当然手先は器用です。でも全く作ったことのないジャンルのものをいきなり売ろうとは絶対考えません。そんな度胸ありません!
プロセス間違ってませんか?
ハンドメイド大好きで、それまで培ってきた作るスキルを持った人たちが
自分の作ったものが売れる場があるらしい → 販売を始め、作家と呼ばれる → 売れた
販売を始めれば、さらに腕を磨いたり、売れるために作品の研究をしたり、新しい素材を取り入れたりはします。でも基本のスキルは持っているのです。
ハンドメイドをやっていたので販売を始めてみた。結果『ハンドメイド作家』になった。というイメージ。だから自分が『作家』と呼ばれることに違和感を感じる人が多い。
この人種の場合、この先ハンドメイド販売ブームに終わりがきて、その時にたとえ販売することは辞めても、作ることは辞めないでしょう。四六時中作り続けるわけではありませんが、ものを作ることと一生関わって行くのではないでしょうか?
それに比べて、今日の番組のケースは、
ハンドメイド作家を目指す → 売れそうなものを作る(初めて作り方を覚える) → 売れた?
『ハンドメイド作家』になるためにハンドメイドを始める。というイメージと言えばいいでしょうか。
これを、絶対ダメだろ!とか、初心者お断り!とか言いませんが、逆に聞きたい。
『さっき初めて作った作品、自分なら買いたいですか?』
キツいこと言いますと、出品するのも値段を付けるもその人の自由ですが、拙い作品が溢れるとサイトの質が落ちて行くのです。
もちろん、ハンドメイドに興味を持って何かを作ってみたいと思う気持ちは素敵です!
是非、作りたいものを存分に作ってみてください。楽しいです!!
でも、それで安易に儲けようなどと欲をかいてはいけません。
まずは作ったものをしばらく自分で使ってみてください。強度とか修正点とかが分かります。周りの人間に意見を聞くのもいいかもしれないですね。それから冷静になって自分の作品の価値を見極めてください。
そしてもし、販売を始めたはいいが売れないからと言って怪しいコンサルなどに引っかからないでくださいね。
『コンサル料5000円だからそれで売れるようになれば安いもんだ』そんなに甘くないです。
どんなコンサルでも受さえすれば売れるなんて、コンサルの宣伝文句に過ぎません。
最近は悪質なものも増えているらしいですよ。5000円じゃ済まなくなるかもです!
なんだろ。詐欺防止キャンペーンみたいな終わり方になったぞ・・・。